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11月 04

玄箱/HG(1)

 HDDの容量が心許なくなってきたためNAS(Network Attached Storage)による増設を考えて、BUFFALOのHD-HGLANシリーズやLOGITECのLHD-LANシリーズを考えていましたが、玄人志向の玄箱(KURO-BOX/HG)が発売されたのを聞き早速K’s電気に取り寄せてもらいました。(20500円税込み)後日、東海のPCデポで同じものが18000円程度で売っていてガッカリしました。(;´_`;)

 買ってしまったものはしょうがない。気を取り直して!ここではKURO-BOX/HGのセットアップ方法を覚え書きとして残しておく事にします。このNAS用ケースLinux(VINE)によるハッキングが出来るということで、先行きはVINE導入、その後、ApacheによるWebサーバーを稼働してKTCホームページの一部を移転しようと考えています。

 玄人志向から発売されました「KUROーBOX(クロバコ)/HG」を購入しました。

NAS組立キット 3.5インチHDD1台内蔵可
(BigDrive対応)
HDDなしでは動作しません。

【スペック】
CPU:PowerPC266MHz
RAM:128MB
FlashRom:4MB
Linux(Kernel2.4.17)搭載
ファイルサーバー機能
(samba,netatalk,telnet,ftp,thttp他)

【付属品】
本体
セットアップCD
注意書き(1枚)

※HDDは別途用意してください
※セットアップにはWindows98以降のOSが入ったPCが必要です。

【HDD取付】
注意書きの手順にしたがいHDD取付
1.ベゼル、ケースの取り外し
2.基盤、電源の取り外し
3.HDDの取付

 HDD取り付け後、逆の手順で組み立てていくのだが最初の電源投入時にHDDのジャンパ設定ミスや初期不良があり起動しない場合(電源投入後PwerLED点滅後、DIAGLED(赤)5回点滅)も考えられるので組立はセットアップが全て完了してからにする。

 ちなみに、HDDジャンパの設定はMASTERかSINGLEにするように書いてあるがMASTERに設定して組み立ててまで完了していざ電源をONしたら前述のDIAGLED点滅となりまたばらす事となりました。ジャンパをSINGLEに設定したら問題なく立ち上がりました。




【ソフトウェアセットアップ】
1. 付属のセットアップCDをセットしてKuroBoxSet.exeを実行

2. ファイヤウォールが有効に…のメッセージが表示される。自分の環境ではXP SP2でファイヤウォールが有効になっているがそのまま続行!

3.LAN上を検索しにいきます

4.見つかると「KURO BOX EM」(FlashRomで起動を意味する)とLAN上にDHCPサーバーが存在すれば自動的に割り付けられたIPアドレス(赤丸部)が表示されます。ここで赤丸部分をメモしておきます。
  DHCPサーバーがない場合には、デフォルトのIPアドレス「192.168.11.150」 が割り当てられます。

5.セットアップ開始を選択するとセットアップ終了後勝手にリセットも行ってくれます。




【WEBからアクセス】
1.InternetExploreからセットアップ時にメモしたIPアドレスにアクセスしてみる。DHCPサーバーが同じアドレスを割り当ててくれていればユーザー名、パスワードを要求してきます。(ユーザー名、PASSWORDは付属の手順書裏面右上参照)

 ※IPアドレスが同じではなく接続出来なかった場合はPC上でフリーソフト「NetEnum」を実行してLAN上にある全ての機器のIPアドレスを検索させる。

2.ログインできればセットアップメニューが無事表示される。



【ネットワーク設定】
1.IPアドレス設定
 WEBメニューからネットワークの設定-IPアドレス設定を選択してDHCPサーバーを使用しないにして固定のIPアドレスを設定したが…

 何度やっても初期状態に戻ってしまう(^_^; しょうがないので後からTelnetで入って直す事にする。

2.ワークグループ
 KURO-BOXが所属するLAN上のワークグループ名を設定します。

3.再起動
 電源ボタンを長押し(3秒)終了処理後、電源入り。


【ネットワーク上で検索】
  エクスプローラーの
マイネットワーク →
ネットアーク全体 →
Microsoft Windows Network →
設定したワークグループ →
kuro-box

 認識されていれば後は普通のHDDと同じように使うだけ!

【IPアドレス固定化手動設定】

1.コマンドプロンプト起動

2.Telenetでログイン
 tlenet DHCPサーバーが自動割り付けしたIPアドレスまたは初期IPアドレス

3.ログイン
 ログイン名、パスワードは付属手順書裏面参照



root@KURO-BOX:~# cd /etc/network/
root@KURO-BOX:/etc/network# ls
check-mac-address.sh if-down.d if-pre-up.d ifstate options
get-mac-address.sh if-post-down.d if-up.d interfaces ping-places.sh
root@KURO-BOX:/etc/network# vi interfaces

######################################################################
# /etc/network/interfaces — configuration file for ifup(8), ifdown(8)
#
# A “#” character in the very first column makes the rest of the line
# be ignored. Blank lines are ignored. Lines may be indented freely.
# A “\” character at the very end of the line indicates the next line
# should be treated as a continuation of the current one.
#
# The “pre-up”, “up”, “down” and “post-down” options are valid for all
# interfaces, and may be specified multiple times. All other options
# may only be specified once.
#
# See the interfaces(5) manpage for information on what options are
# available.
######################################################################

# We always want the loopback interface.

auto lo
iface lo inet loopback

# An example ethernet card setup: (broadcast and gateway are optional)
#
↓コメントを外して自分のネットワーク環境を設定
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.XX.XXX
network 192.168.0.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.XX.XXX

↓コメントアウト
#auto eth0
#iface eth0 inet dhcp
# hostname `hostname`

#auto eth0
#iface eth0 inet static
# address 192.168.240.10
# network 192.168.240.0
# netmask 255.255.255.0

root@KURO-BOX:/etc/network# shutdown -r now ←再起動

再びTelnetでログイン
このとき先ほど設定したIPアドレスで接続出来ればOK